Canonical、LegacyアドオンでUbuntu LTSリリースの合計サポート期間を15年間に延長

by Canonical on 5 December 2025

延長により、大きなアップグレードを強制することなく事業継続性を確保

Canonicalは本日、Ubuntu Pro向けのLegacyアドオンの機能拡張を発表しました。これにより、Ubuntu LTSリリースの合計サポート期間が15年間に延長されます。Ubuntu 14.04 LTS(Trusty Tahr)以降、この拡張機能は継続的なセキュリティパッチ適用、コンプライアンスツール、ご利用中のOSのサポートなど、Ubuntu Proのすべてのメリットを長期運用が必要な実運用システムに提供します。

規制の厳しい業界やハードウェアへの依存性が高い業界では、アップグレードは厳しく管理されたセキュリティとコンプライアンスを悪化させるおそれがあります。多くの組織にとって、10年以上にわたって実運用システムをメンテナンスすることは複雑な作業ですが、全面的にアップグレードすることよりも妥当な選択肢です。

そのため、2024年に当社はUbuntu 14.04 LTS(Trusty Tahr)から初めてUbuntu Pro向けのLegacyアドオンを導入しました。LegacyアドオンはUbuntu LTSリリースの合計メンテナンス期間を12年間に延長しました。内訳は5年間の標準セキュリティメンテナンス、5年間のExpanded Security Maintenance(ESM)、2年間のLegacyアドオンによる追加サポートです(全期間を通したオプションのサポートも含みます)。より長期間のライフサイクルのサポートに対する好意的な反応と関心の高まりから、当社はこのたびLegacyアドオンを5年間に延長し、Ubuntu LTSリリースに15年間のセキュリティメンテナンスとサポート期間を提供できることをうれしく思っています。

安定性のための15年間のライフサイクル

この15年間に、Ubuntu ProはUbuntuの基盤全体、カーネル、主要なオープンソースコンポーネントにわたって継続的なセキュリティメンテナンスを提供します。Canonicalのセキュリティチームは、すべてのメンテナンスされているLTSリリースに対して「critical(危険)」、「high(高い)」、選択した「medium(中間)」のCVEの積極的なスキャン、トリアージ、バックポートを行います。これにより、互換性を損なったり再認証が必要になったりするような非常に大きなアップグレードを強制することなく、セキュリティを確保します。

障害対応サポートは引き続きオプションのアドオンとなります。実運用で問題が発生した場合、このサービスを通じて当社のサポートチームにアクセスして、毎日Ubuntuの業務に従事しており、同様の問題を以前に経験し、迅速に解決する方法を知っている専門家とともにトラブルシューティングを行うことができます。

Legacyアドオン自体のサポート範囲の変更はありませんが、コミットメントがより長期になり、ユーザーは移行スケジュールの管理やコンプライアンスの維持のための期間が長くなります。

このアップデートされたサポートはUbuntu 14.04 LTS以降から適用されます。今回の延長により、Ubuntu 14.04 LTSは公開開始から15年間となる2029年4月までサポートされます。

15年間のライフサイクルを確約することによって、Canonicalはユーザーに以下のことを提供します。

  • 大規模な移行の計画と実行のための現実的なスケジュール
  • 長期運用システムのための継続的なセキュリティとコンプライアンスのサポート
  • インフラストラクチャを受動的ではなく戦略的にモダナイズするための柔軟性

インフラストラクチャは複雑化しており、アップグレードは確実にコストとリスクを伴います。今回の延長は、そのような現実を認識し、皆様の導入環境で実際に必要となるサポート期間を提供するものです。

簡単にサポートを延長できる手段

現在のUbuntu Proサブスクリプションは途切れることなく継続されます。再登録、再インストール、予期しない移行プロジェクトはありません。

Legacyアドオンは最初の10年間のサポート(標準セキュリティメンテナンスとESM、およびオプションの故障時修理サポート)の後に利用でき、標準のUbuntu Proに対して50%のプレミアム(上乗せ)価格となります。この条件は、16.04 LTSでマイルストーンに近づいている場合や、すでに14.04 LTSでLegacyアドオンを使用している場合であっても適用されます。

ESM以降のサポートを有効にするには、Canonicalのセールス担当にお問い合わせいただくか、お客様のアカウントマネージャーにご連絡ください。

Legacyアドオンの詳細については、当社のUbuntu Proのページをご覧ください。

詳細情報:

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