MicroCloud Cluster Managerを発表
by Canonical on 12 May 2026
1つのエントリポイントからすべてのMicroCloud環境へ
Canonicalは本日、MicroCloud Cluster Managerのベータ版をリリースしました。この新しい統一されたインターフェースが、複数のMicroCloud環境の検出、整理、運用に対応します。
オープンソースのクラウドプラットフォームであるMicroCloudでは、軽量で復元性に優れたクラスターをどこでも簡単に構築できます。最初は1つでも、クラスターの数が増えるにつれ、可視性と調整が重要になります。Cluster Managerはこの課題を解決するために開発されました。
1つのダッシュボードですべてのMicroCloudを網羅
MicroCloud Cluster Managerは、すべてのMicroCloudに対応する中心的なエントリポイントとして機能します。データセンター、少数のエッジクラスター、複数の環境にわたる多数のクラスターなど、何を管理する場合でもCluster Managerには以下のメリットがあります。
- 登録されたすべてのMicroCloudクラスターを統一して可視化
- 主要なクラスターの詳細情報とメトリクスにスムーズにアクセス
- 運用管理の基盤をニーズに合わせて拡大
最初のクラスターの登録は、わずか数クリックで完了します。登録すれば、すぐに健全性、リソース、構成を確認できるようになります。

Cluster Managerを使用する理由
MicroCloud環境が拡大するにつれ、次のような疑問がよく生じます。
- 各クラスターがどこで稼働しているのか?
- クラスターの健全性の概要を素早く把握するにはどうすればよいのか?
- 管理対象の環境が増えた場合に、どうすれば効率的にアクセスできるのか?
Cluster Managerは、運用するクラスターの数や運用場所に関わらず、一貫した管理ポイントとしてこのような疑問を解決します。
拡張性を重視した設計:モニタリング、アラート、そしてその先へ
Cluster Managerは、柔軟性の高いプラットフォームです。導入後すぐにクラスターを簡単に検出し、アクセスできるだけでなく、チームに必要な高度な運用ツール群の基盤ともなります。
MicroCloud Cluster Managerは、Canonicalのオブザーバビリティスタックと完全に連携するため、最初からすべてのクラスターを完全なGrafanaダッシュボードで表示します。追加のセットアップは一切不要です。ベータ版は現在、LXD Grafanaダッシュボードとのみ連携し、仮想化レイヤーのオブザーバビリティを提供します。今後、MicroCephおよびMicroOVNにも対応できるよう開発を進めています。

最初のクラスターを登録する
最初の手順はとてもシンプルです。
- MicroCloudクラスターをデプロイする
- そのクラスターをCluster Managerに接続する
- 統合ダッシュボードを利用する
続けてクラスターを登録すれば、インフラストラクチャに合わせてマルチクラスタービューをカスタマイズできます。

オープンソースを基盤として構築:Juju、Postgres、Traefik
MicroCloud Cluster Managerは、MicroCloud自体と同様に、完全にオープンソース技術に基づいています。オーケストレーションはJujuで行い、PostgreSQLとTraefik Ingress OperatorのCharmを使用して、実運用に対応する安定した基盤を作ります。このスタックにより、自動更新、拡張、復元など、特別な設定なしに運用の課題に対応します。
完全なオープンソースアーキテクチャのため、プラットフォーム、ストレージ、イングレス、オーケストレーション、Cluster Managerアプリケーションなど、あらゆる要素を透明性をもって把握でき、信頼性が高く、インフラストラクチャの成長に合わせた拡張も可能です。
さらに大きなエコシステムの始まり
CanonicalにとってMicroCloud Cluster Managerは、MicroCloudユーザーに強力な管理機能を提供するための第一歩です。今後は、クラスターの分析情報、自動化、ライフサイクル管理に対応した包括的な運用コンソールへと進化させる予定です。
このプレビュー版にぜひフィードバックをお寄せください。今後の機能拡張に反映させていただきます。
ご利用にはこちらのドキュメントの手順をご覧ください。
MicroCloudの具体的な使用事例についても、お気軽にお問い合わせください。
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