Canonical
15 June 2026
Ubuntu 16.04 LTSのUbuntu Pro標準Expanded Security Maintenanceが終了。この後はどうする?
Ubuntu 16.04 LTS(Xenial Xerus)の5年間のExpanded Security Maintenance(ESM)が2026年4月に終了しました。16.04をまだお使いのお客様は、引き続きセキュリティとコンプライアンスを保つため、必ずサポートステータスを更新してください。
サポートのオプション
これで16.04はレガシー段階に入りました。選択肢は主に2つです:
- 新しいLTSにアップグレードする:Ubuntu 24.04 LTSなど新しいリリースに移行できます。ただし、16.04から直接アップグレードするパスはないため、16.04 LTSから24.04 LTSへは段階的に移行する必要があります。
- レガシーアドオンを有効にする:Ubuntu Proサブスクリプションのレガシーアドオンを追加すると、セキュリティメンテナンスをさらに5年間延長し、合計ライフサイクルを15年間(2031年4月まで)に延ばすことができます。
レガシーアドオンとは
レガシーアドオンとは、最初の10年間のライフサイクルを完了したLTSリリースに特化した拡張機能です。レガシーアドオンは、Linuxカーネル、重要なインフラストラクチャ、および数千ものオープンソースパッケージ用のセキュリティパッチを、ESMライフサイクルがすでに完了したLTSリリース用に提供しているため、特化したハードウェアや独自のスタックを保有していてまだ移行できない組織に最適です。
レガシーアドオンは、Ubuntu Proサブスクリプションのプレミアムアドオンとして利用可能です。
レガシーアドオンの内容
- ESMはUbuntuのリリースから5年ないし10年を対象としているのに対して、レガシーアドオンは10年から15年を対象とします。
- Canonicalは、「main」と「universe」の両方のリポジトリについて、バイナリパッケージのセキュリティメンテナンスを提供します。
- MySQL 5.7、Python 2.7、PostgreSQL 9.5、NGINX 1.10などの不可欠なパッケージについては、重要なパッチが引き続き提供されます。
- 技術的に可能な場合、サポートにはOpenStack Mitakaと、CephやKubernetesなどの主要なコンポーネントも含まれます。
レガシーアドオンを選ぶ理由
10年が経過したインフラストラクチャの移行は大変な作業です。複雑なトラブルシューティング、ハードウェアの互換性、厳格な規制の要件(PCI-DSSやEUサイバーレジリエンス法(CRA))など、何らかの理由ですぐにアップグレードできないこともあるでしょう。
レガシーアドオンにより、次のことが可能になります:
- CVEがパッチされないリスクを冒すことなく、重要なシステムの運用を続ける。
- セキュリティ基準を満たし続け、チームは長期的な移行計画に注力する。
- コンピュータのセキュリティパッチを継続的に受け取る。
- 年中無休のテクニカルサポートから障害対応やバグ修正を受ける。
早急にご対応ください
2026年4月以後にUbuntu 16.04をレガシーアドオンなしで実行すると、システムがセキュリティ更新を受けられず、侵害を受けるリスクが生じます。
セキュリティを維持するため、Ubuntu 16.04 LTSのレガシー対策を実行することを強くお勧めします。