Intel SoC向けに最適化されたリアルタイムUbuntuの一般提供を開始
by Canonical on 12 October 2023
CanonicalがTSNおよびIntel TCCをサポートするIntel Coreプロセッサ向けリアルタイムUbuntuを提供

Canonicalは、Intel Coreプロセッサ向けに最適化されたリアルタイムUbuntuの提供を開始しました。これにより企業は、通信ワークロード、人の命を救う医療機器、工場のオートメーションシステムなど幅広い用途で、Intelシリコン向けに最適化されたLinuxを活用できます。
Canonicalのシリコンアライアンス担当副社長であるCindy Goldbergは次のように述べています。「最先端のIntelシリコン向けに最適化されたリアルタイムUbuntuにより、企業は極めて負荷の大きいワークロードにも対応できます。CanonicalとIntelのコラボレーションは、開発者やメーカーに信頼性が高く安全なフレームワークを提供し、現場で使用される機器の長寿命や成功を実現することを可能にします。」
高まるリアルタイム機能のニーズに対応
ソフトウェア定義のトレンドをエッジにも導入する中で、企業は同じシステム上でリアルタイム型とベストエフォート型のワークロードをサポートし、柔軟性、拡張性、労働力の変化のニーズに対応するという課題に直面しています。またあらゆる業界の企業が、運用の最適化、効率の向上、基幹システムの確実なパフォーマンス確保に対応したリアルタイムLinuxを強く求めています。CanonicalはIntelとのコラボレーションでこれらの課題に正面から取り組み、両社の知識を集めて厳格で確定的なワークロードをサポートしています。
世界的に人気のあるLinux OSであるUbuntuをIntel Coreプロセッサ向けに最適化することにより、Canonicalは安全で、パフォーマンスが高く、拡張可能なソリューションを提供します。重要なアプリケーションの応答性を高めることで、Intel SoC向けに最適化されたリアルタイムUbuntuを運用する企業は、イノベーションの推進、業務の合理化、効率や生産性の向上が可能となります。
シリコンからソフトウェアまでのリアルタイム機能を実現
UbuntuとIntelの技術を用いた堅牢なスタックのような総合的なアプローチは、シリコン層、OS、ユーザー空間のアプリケーション、ネットワーキングなどのリアルタイム機能を実現するために必要です。
Intel Time Coordinated Computing(Intel TCC)は、リアルタイムアプリケーション向けに最適化されたコンピューティングとタイムパフォーマンスを最前線で提供しています。IEEE* 802.1 Time Sensitive Networking(TSN)の包括的なサポートにより、Intel TCCはプラットフォームスタック全体に幅広い拡張機能を提供します。これらの最適化によって、キャッシュ、メモリ、ネットワークへのリアルタイムワークロードのアクセスが優先されます。他のワークロードによる中断が最小限に抑えられ、全体的なワークロードのパフォーマンスが向上します。
TSNのサポートにより、時間重視のアプリケーションとワークロードは、必要な処理とネットワークの優先度を受け取ることができます。TSNは、ネットワークノード間の時間同期を通じて効率的なワークロードとデータのスケジューリングを可能にすることで重要な運用の適時性を保証します。さらに、Intel TCCはシステムオンチップ(SoC)内で時間的隔離と最適化を提供し、シリコン層の厳しい時間の要件を満たします。
製品開発と統合の加速
Intel SoC向けに最適化されたリアルタイムUbuntuは、開発者と企業が同じようにリアルタイムコンピューティングのために利用できる実運用向けのソリューションです。インテルとCanonicalのコラボレーションは、共同のエンジニアリングの取り組みにとどまらず、企業におけるデジタルトランスフォーメーションとエッジコンピューティングへの移行を成功させます。
Canonicalは、重要なソフトウェアコンポーネントを事前に統合し、ボードメーカーやODMと提携することにより、シームレスな統合、認証、市場投入期間の短縮に対応しています。これにより企業は、自社のコアアプリケーションと価値提案に集中できます。またIntelプロセッサでリアルタイムUbuntuを使用するお客様は、最大10年間のパッケージ更新で長期サポートとセキュリティメンテナンスを利用できます。
Intelのネットワーク&エッジコンピューティング部門ゼネラルマネージャーであるJeni Panhorst氏は次のように述べています。「Intelのテクノロジーに最適化したリアルタイムUbuntuにより、お客様は、サポート付きの商用Linuxディストリビューションを即座に活用し、工場オートメーションや産業向け制御機能、時間重視のリアルタイムコンピューティングを必要とするワークロードなど、各種のソリューションを短時間で開発し、業務やビジネスで高い成果を得ることができます。Canonicalとのコラボレーションが今回のIntel対応リアルタイムUbuntuのリリースとして実を結び、Intel Time Coordinated ComputeやTime Sensitive Networkingをサポートしたことを嬉しく思います。」
また、Canonicalは特定の顧客の要件に対応するために延長サポートとOEMイメージも提供し、ライフサイクル全体を通じて顧客の機器向けに信頼性の高い安全なフレームワークを保証します。長期サポート、カスタムボードイネーブルメント、実運用環境へのデプロイメントについてはCanonicalにお問い合わせください。
Intel SoC対応リアルタイムUbuntuを使ってみる
Intelシリコン向けに最適化されたリアルタイムUbuntuを2つの簡単な手順で有効化する
リアルタイムUbuntuにおけるIntel TSNとTCCにつついて詳しく知る
Canonicalについて
Canonicalは「Ubuntu」を提供する企業です。Ubuntuは、ほとんどのパブリッククラウドのワークロードに使われているOSであり、スマートゲートウェイ、自動運転車、高度なロボットなどの最先端分野でも使用されています。Canonicalは、Ubuntuの商用ユーザー向けにエンタープライズセキュリティ、サポートおよびサービスを提供しています。Canonicalは2004年に設立された非公開企業です。
Intel、Intelのロゴ、およびその他のIntelの記号は、Intel Corporationまたはその子会社の商標です。
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