Firmus Supercloud が Canonicalのオープンインフラで持続可能なクラウドコンピューティングの新基準を確立
by Canonical on 5 October 2022

Ubuntuの提供元であるCanonicalは、オーストラリアのクラウドインフラストラクチャプロバイダーで革新的なデータセンターテクノロジーを提供するFirmusが、CanonicalのCharmed OpenStackとCharmed Kubernetesを使用して超高効率かつ持続可能なパブリッククラウドを開発したと発表しました。
データセンターは全世界の温室効果ガス放出の2%を占め、さらに増え続けています。これは主に、従来のデータセンターの設計が非効率的なためです。全世界におけるデータセンターのエネルギー効率の平均値は1.59 PUE(Power Usage Effectiveness、電力使用効率)です。つまりコンピューターを駆動する電力1MWにつき冷却システムにも590kWが必要です。この値はなかなか改善されず、非効率的なデータセンターが高い運用コストとアクセスコスト、さらには地球への負荷を招いています。
Firmusはデータセンターの効率と持続可能性の問題を、革新的な浸漬式冷却ソリューションで解決します。サーバーを非電導性で生分解性の液体を入れた槽に沈め、空冷の約1,000倍の効率で冷却するのです。
この浸漬式冷却テクノロジーから、1.03 PUEという、おそらく世界で最も効率的なデータセンターの設計が誕生しました。これにより、FirmusはパブリッククラウドサービスのSupercloudを他の企業より大幅に低い価格で提供します。さらにFirmusのデータセンタータスマニア島にあり、純粋なオングリッドの再生可能エネルギーで動いています。
FirmusのCEOで共同創設者のTim Rosenfield氏は次のように説明しています。「コンピューターを1時間Supercloudで使用するのと他のクラウドで使用するのとでは、コストも環境への影響も大きく異なります。当社のデータセンター設計が全世界に広まるとともに、基準として機能し、業界がより大きな責任を果たすことを期待します」。
Supercloudの魅力的な価格を考慮し、Firmusは膨大な需要に対応した迅速な拡張を可能にするクラウドインフラストラクチャの技術とソリューションを求めていました。FirmusがCanonicalのCharmed OpenStackとCharmed Kubernetesを活用したパブリッククラウドの構築とサポートを採用したのはこのためです。
現在、FirmusはSupercloudのベータ版を展開中ですが、Canonicalの自動化ツールをパブリッククラウドのシームレスな管理、更新、セキュリティに役立てています。さらに、CanonicalのソリューションをNvidia GPUなど他の最先端テクノロジーと組み合わせ、負荷の大きいAIワークロードにも対応する高性能サービスを提供する予定です。
ケーススタディをダウンロードして、詳細をご覧ください。
Canonicalについて
Canonicalは「Ubuntu」を提供する企業です。Ubuntuは、ほとんどのパブリッククラウドのワークロードに使われているOSであり、スマートゲートウェイ、自動運転車、高度なロボットなどの最先端分野でも使用されています。Canonicalは、Ubuntuの商用ユーザー向けにエンタープライズセキュリティ、サポートおよびサービスを提供しています。Canonicalは2004年に創設され、Netflix、Uber、Tesla、AirBnBなどクラウドで事業を開始した大手企業や、全世界で10,000を超えるクラウド推進のエンタープライズを対象として、ハイパースカラーのワークロードの大部分を動かしています。
Supercloudについて
SupercloudはオーストラリアのAIおよびML計算クラウドで、電力網に接続された再生可能エネルギーを使用し、クラウドの計算ワークロードの炭素排出をなくします。SupercloudのSEC(Sustainable Compute Engine)は、世界で最も効率的なデータセンターでホストされ、コンテナ化および仮想化されたワークロードに対応して、最も強力なGPUおよびCPUコンピューターを低コスト、低炭素で使用でき、AI、ML、汎用コンピューティングのワークロードを駆動できます。
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